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“外は今日も雨、やがて、雪になって”きた。
午前中、国分寺市役所。 一週間かかった都市計画課の「建築確認申請などに先立つ通知書」を受理し、建築課へ。
「暫定的道路中心線を敷地対岸と話し合って決める事」と「それによって角地適用を受け建ぺい率の緩和措置を受ける事」の了承をしていただいた。
が、確認申請は西新宿にあるフランス外資系の検査機関でやる。
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寒い……。役所に行くのと、午後建て主さんに会うので、「ドカジャンと安全靴」をやめて薄着をしてきてしまった。 あわてて駅ビルで、襟巻きを買う。
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午後、武蔵野線に乗って「鶴ヶ島の家」現場。 建て主さんご夫妻が視察にいらっしゃる。
ご主人と建築家がヒソヒソやってきたスタジオが姿を現し、ご夫人の一言 「え〜〜牢屋みたい!」
正解。 ASYLUM AT HELL…… 安易ではあるが、それはポピュラリティー、だが、テーマパークではない。 が、直截的にそれが伝わる事はうれしい。
グレモン錠で封印されrockされた無音・無光(法的には無窓居室・笑)の部屋で、悪魔と取引し、限りなくとろけ、rockする。 trick or treat? いや、両方だ。
当局によって“無窓居室”とのレッテルを貼られた部屋は、やがて“夢想居室”へと昇華していく。
そして、鉄の生地をむき出しにしたグレモン錠のついた重い扉を二つ開けると、スリット状のガラスブロックが打ち放しコンクリートに照らし出す、わずかな光と対峙する。
それが、この光だ。
この光に導かれ、上階のHEAVENへと…… その話はまた後日。
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“眠れない夜と、雨の日には” 何もよみがえらないので、独酌に限る……。 |
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