OCM一級建築士事務所
 

2007年10月


  2007年10月31日(水)   あと61日
終日、事務所ニテ、設計。

10月も、もう終わり。

いよいよお尻に火がついてきた。

大好きな年末年始を、うまく迎えよう。

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  2007年10月30日(火)   学校
終日、出講。

午後、卒業設計がはじまったので、気負わないように、気負って、気負った。

久しぶりに会った学生もいて、うれしかった。

                 §

自分でつくった弁当が、うまかった。
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  2007年10月29日(月)   ジモン・ジトー
いつもどおり、朝6時45分に起きて、米を炊き、みそ汁をつくり、蒸らしている間に、二度寝。

午、散髪。

三食、自炊し、終日、事務所にて作業。

                 §

こまかい連絡や、準備などをひとつひとつこなし、やっと夕方、商品企画案に、手をつける。

クライアントのいない家、自問自答の良い機会、良い時間。

テレビ制作会社のひとから、アドバイザーとかの仕事の打診あり。

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  2007年10月28日(日)   晴れた
雨が降った次の日のtokyoの空気は違う。
写真、つまり、photogaph、つまり“光で描く”には、最適な日。
そういうことを知っているので、今日は晴れたので、午後、歩く。

               §

連れ合いが「古着の着物をみたいの」というので、本駒込へ。

“青地に松葉くずしの小紋の着物”を一着購入されて、機嫌のよいまま、歩く。

小紋≒カジュアル、といった表象を知るに足る。

               §

駒込、田端、谷中、根津あたりをうろつき、鴬谷にて還俗。
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  2007年10月27日(土)   rain
雨。
冷やゴハンを、キノコ雑炊にしてたべてから、長靴をはいて有楽町へ。

特に用はない。

○I○Iをちょっとのぞくと、ごったがえしていたので、松屋へ。

長靴をはいた連れ合いを、8階の大催場で行われている「銀座のきもの市」に放ち、僕は教文館にて立ち読みに徹す。

小ハゲ天にて、天ぷらとビールで“お茶”をしたあと、新橋のケイキューストアにて、いろいろ買い込んで、帰途につく。
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  2007年10月26日(金)   ***
終日、出講。

午後はIDの合評会、久しぶりに、本科の学生達に会う。
成長していたり、現状維持だったり、減退していてはりのむしろだったり。

人間そのものの様相を呈していたが、おおむね気持は前向き。

講師一人が空回り、空騒ぎしないよう、落着いて卒制にいどもう。

                  §

終了後の打上げで「エクスカーション(遠足)」の授業を採り入れようと、学生に提案。たぶんみんなで高尾山に登る。


高尾山は今年、ミシュランの***を獲得したそうだ。すごい。
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  2007年10月25日(木)   バリウム
朝から“三日分の痰と二日分の便”をもって、医師会館へ向かう。

刑務所みたいな服を着て、バリウム飲んで、機械にクルクルまわされて撮影。

「一気に飲んで〜」と言われたが、練習不足のため一気に飲めなかった。

               §

午後、事務所ニテ作業

日が暮れるのが早くなった。
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  2007年10月24日(水)   風景
午後、雑誌の編集者さんとの打ち合わせ、その後学校に行き、卒業設計などの打ち合わせ。

写真:楽隊の公演風景/撮影 和田浩一
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  2007年10月23日(火)   祝 建築日和 創刊
「建築日和」創刊です!
責任編集 ぽむ企画
エクスナレッジムックより

K2は
「建築ツウと行く 東京バブル建築ツアー」
「バブル建築用語辞典」
連載「建築ツウ的感傷旅行」

と大活躍しています。

何よりぽむ企画さんの編集力のすごさに脱帽ですが、そこに原条令子さんの装丁力、渡辺慎一氏の写真力、オースガ編集長の興業腕力が加わってえらいことになってます。

さあ、本屋へGO!
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  2007年10月22日(月)   そう、東京なのさ
午前、若干、hangover気味(昨晩の楽隊の練習のため)。

午後、「いざ、丸の内!」にて、商品企画のラフ提案。

3組みの建築家が顔をあわせることになる。

湯浅さん石井井上さん、と同席。

同世代、他者の提案に、フムフムと、勉強させられること、多し。

帰って、ネットで調べると、湯浅さんは同い年で、かつ関西人らしい。かつ、この、日記を読んでくれているという。なんとも恐縮。

石井井上さんは、その事務所名になんというかその、ぐっときてしまって「石##上」とか、勝手に頭の中でコーポレートアイデンティティーしてしまった。

みんなイイ人なので、オトモダチになりたいけど、オトモダチが増えると確実に僕の建築批評精神にゆるぎが生じる……とかなんとか思ってみたり。

そういった、ぎりぎりのところに今自分はいるのだ、と、思ってみたり。
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  2007年10月21日(日)   黄昏
終日、事務所ニテ、作業。

(今サラ、建築基準法デ定メラレタ看板ヲツクッタリ……)

                §

黒川紀章は、うちのオヤジと同じ「焼け野原」世代だ。
必然的に、白い紙に、都市を、描けた。

次は、学生運動世代、権威や社会システムをキャンバスに、絵を描けた。

じゃあ、我々は?

ますのますの、ユニテ、統合、もしくはその逆、解体?で無く、分散、が必要となる。

霧散でもいい。

焦点は、なかなか、あわないが、霧の彼方に、おぼろげに、結ぶ“像”。

それだ。

                §

都市を“診る”ことは、都市を描くことに、等しい。

臨床なくして、処方無し。

「写真」は、強い。
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  2007年10月20日(土)   4th
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  2007年10月20日(土)   「vespaで行く 東京銀杏拾いツアー」
ということで、銀杏を拾いに行った。
昭和記念公園は遠いので、北の丸公園。

まだ木々の色付きもそれほどでなく、まあまあの収穫。

           §

帰り、銀杏に敏感になっていた。
スクーターで風を感じて走っていると、銀杏の例のちょっと臭いにおいが、ときおり鼻をかすめるのがわかった。

適当に走り回っても、鼻を利かせて銀杏拾いができるな、と思った。
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  2007年10月19日(金)   日々
終日事務所にて作業。

外房地域の工務店さん探し、見積り要項書作成、図面の整理、プリントアウト、ファックス、電話、コピー、郵便局。

                 §

明日は「K2日記(旧酔余漫筆)四周年記念日」です。
が、特にコレといったイヴェントは企画されていません。
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  2007年10月18日(木)   ふがいない建築
8才から21才まで加古川に住んでいたので、例の加古川の事件は、悲しい。

                 §

クライマックスシリーズで阪神タイガースが「あまりにもふがいなかった」ので、悲しい。

                 §

近・現代の名建築が次から次へと壊されていくのが、悲しい。
フィリップ・ジョンソンに言わせれば、それは「誰も残したいなんて思っていないから」である。御意。

相変わらず、大文字の建築というものはマニアだけのおもちゃなのだ。

そうではいけない、と、愛で方や、楽しみ方を日々皆に啓蒙しているつもり……。でなければ自分の建築も、同じ運命をたどる、ふがいないや。

村野さんの早稲田大
菊竹さんの都城
高松さんのキリンプラザ大阪
渡辺仁の杉並の名も無い住宅
……

勝手に情報が入ってくる

                   §

「今年お亡くなりになられた名建築」

企画として成立してしまう……。
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  2007年10月17日(水)   ムンク日和
「有給があまってるから、休む」
と連れ合いが言うので、それにつきあって、休む。

家でいくら丼を食べたあと、昼前、上野のル・コルビュジェ設計の西洋美術館「ムンク展」へ。

「ムンク→叫び→不安、苦しみ」といった写真のような一般的な表象以外の視点によって構成された展示は、建築家にとって非常に興味深いものだった。

つまり「室内装飾芸術家」としてのムンク。

                 §

お腹がすいたので、東京藝大の食堂でカツカレーを食べ、上野、御徒町、秋葉原、お茶の水、水道橋、飯田橋、神楽坂と歩き、早稲田あたりで日が暮れ、写真のムンク看板をみつけたので何だかついているなと思い、散歩を終える。

鶴巻町と地名があったので、建築家の荒木毅氏の事務所がこの辺だなと思いつつ、加賀屋というところで休憩。

荒木さんに電話をしてみたが、下北沢で飲んでいるとのこと。いつも荒木さんが行く店は加賀屋でなく加賀廣だとも知らされた。

じゃ、また今度、ということで早稲田を後にした。
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  2007年10月15日(月)   鶏数寄
終日事務所ニテ作業。
企画書をまとめたり、説明用イラストをつくったり。

                §

夕方、小一時間あまったので、卒業設計の準備をする。
utopia, town planning といったキーワードで画像を収集する。

                §

夜、鶏すき焼きをつくって食べる。
その昔は、すき焼きといえば鶏だったそうだ。
まだ、牛が安かった頃、鶏が高かった頃、そういった時代があったという。

                §

夜中、下北沢にて楽隊の練習。
終電で帰ってくる。
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  2007年10月14日(日)   フムフム
午、府中のニトリへ。初ニトリ、、、なるほど、こういうことになっているのか、と、フムフム。

ステンレスのザルだけ買って、サミットをのぞく。

仙川により、安藤忠雄物件を拝観。
フムフム、観念は美しいが、テナントは埋まっていない、大文字の建築と言ってしまえばいいのだが、そのボーダーを僕もいつもさまよっている。

いや、ボーダーからかなり離れたか?

                 §

マルショー、セイユー、ケイオーと、スーパーマーケットマニアにはたまらないエリアだったので、筋子とか牛、福島たこ、カマクラベーコンなどを買い込んで、帰途につく。
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  2007年10月13日(土)   夢・アリス・虎
夢に黒川紀章がでてきた。
民族楽器みたいなギターを弾いていた。

               §

午、アリス川公園の図書館に行き、黒川紀章全集の一部を読み、ココロに沁みる言葉を手繰り寄せる。
黒川紀章は名古屋出身なのでドラゴンズファンだったという。

               §

今晩は、セリーグクライマックスシリーズでタイガースVSドラゴンズ。

ラジオで僕はタイガースを応援する。

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  2007年10月12日(金)    建築家の死
午前、出講。

午後、商品企画、もう一案が生まれてくる。

                 §

建築家黒川紀章氏が亡くなった。

その人生は、たぶん、建築家として、完璧だったと思う。

少し、ボーッと考えてしまった。
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  2007年10月11日(木)   クロズ
終日事務所ニテ作業。
商品企画、一案まとまる。
あとは、時間のある限り、案をだすことにしよう。

                §

夜、楽隊の集い。
公演のテープを聞いて反省したり、
ギターがベース、ベースがギター、ドラムもギターに楽器をもちかえ、
小さな音で軽くブルースセッションしたり。

                §

「不健康な小説を書くには、健康な肉体が必要だ」とある小説家は言った。

「不健康な音楽をやるにも、健康な肉体が必要だ」と感じ、
黒酢を飲みはじめることにした。
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  2007年10月10日(水)   とつきとーか
昔は体育の日だったのに、とくに体育をすることもなく、一日を終える。

学生との会話。

「センセエはね、高校生の時、喫茶店も行ったこと、なかったんだよ」

「それは喫茶店がなかったんじゃないですか?」

「御意……(撃沈)」
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  2007年10月9日(火)   だいどこ
午前、出講。
休み時間、隣の教室で教えているインテリアデザイナーの和田浩一がふらりと入ってくる。

あっ、そうそう、和田さんが本を出したので宣伝してあげなきゃ。

「キッチンをつくる・KITCHENING」和田浩一+STUDIO KAZ著 彰国社刊

                 §

一見おしゃれ本だが、はずかしながら僕も知らなかったような基礎的な知識や詳細図面も満載で、とっても勉強になる。

コレ一冊あれば、10年はやっていけそうだな。

                 §

夜、下北沢にて楽隊の公演。
好評を得、来年のスケジュールまで入れてもらえた。

THE BAKERS
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  2007年10月8日(月)   熱海朝日
熱海に泊し、相模灘より昇る朝日にて目覚める。
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  2007年10月7日(日)   旭富士
富士山を照らす朝日で目覚める。
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  2007年10月6日(土)   22才のテント
富士山麓にテントを張る。
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  2007年10月5日(金)   口ビル
午前、出講。
スチレンボードを使った模型の実習。

最初は「きれいに10mm角の穴を連続的にあける」など基礎トレーニング。

ローガンをおして、見本をやってみせる。

「老い風参考記録やけどな」と、いいながら学生にみせびらかすが、まだまだまけない。

                 §

「レアリテ」2号でます。連載「脱コンビニのための処方箋」

「日経アーキテクチュア」10-8号の連載「ココロに沁みる巨匠の名言」は前川國男のスゴイ言葉です。
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  2007年10月4日(木)   丸の内デビュー
午後、赤いシャツを着て、某社の某商品企画の打合せで、丸の内へ。

17年東京にいるが、いわゆる“丸の内”で打ち合わせするのは始めて。

新しいビルがニョキニョキと、どれも自身の特徴を消すがごとく粛々と、すくすくと新しい街をつくりあげている様を目の当たりに。

何度も何度も言うが、本当に、建築家はそこにいらないのだ。

まずはユートピア文学や都市計画提案の本をしたためることから、もう一度はじめよう、我々。

                 §

夜、長靴問題に決着をつける。

連れ合いは東急ハンズで、僕は上州屋にて、それぞれ長靴を買う。
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  2007年10月2日(火)   長靴
午前、出講。
授業中、また新たな人体を一刀彫りする。

昨今、特に、その場でやってみせること、が重要になってきている。

が〜っと集中している風にスタイロフォームをカッターで削っていると、学生曰く

「センセ−、削ってるとき、そのことしか考えてないのですか?」と。

「いや君らのお話聞いていていろいろつっこみ入れたいなと思っているのさ」と。

                  §

晩、ミッドタウンへ、長靴を買いに。
しかし、長靴は売っていなかった。
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  2007年10月1日(月)   巨匠検定
午前、巨匠研究

午後、設計

シンプルな一日

新しい月のはじまり
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