OCM一級建築士事務所
 

2007年9月


  2007年9月30日(日)   素振キャンプ
朝から部屋にテントを張って生きているかどうか確認。

テント、寝袋、バックパック……それぞれ20年以上たった時代遅れの愛用品。
なかなか手放せない。

午後、連れ合いのバックパックを買いに新宿の好日山荘へ。
昨今のバックパックの進化におどろきつつ、ムダなものがいっぱいついて、それ自体で1.5kgもするものもある。

シンプルな25Lのzeropointを購入し、帰途に。

                 §

途中、火事に遭遇。

職業柄、燃焼のしかた、煙りのあがりかた、消防隊の突入のしかた、消火栓のつなぎかた、放水のしかたなどをしっかりとみる。

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  2007年9月29日(土)   えげつない
惰眠をむさぼり、おそい朝めし。

鮭めしにセロリの葉
エリンギとミョウガとタマネギとセロリのみそ汁
もやしナムル
イカとゴボウとコンニャクを甘辛く炊いたん
ミョウガとセロリの葉入り卵焼き

満腹

                 §

夜、ニコ玉へ。
“ブルースのおじさん”のところへ行く。
ニコ玉の南側の住宅街は、再開発という名のもとに、東急によって、買収され、解体されていた。

(えげつないことやるな……)と、ぶつぶつ。

       
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  2007年9月28日(金)   スタイロ菩薩
午前、出講。
スタイロフォームで様々なカタチをつくる授業。

学生が、ブランコみたいなおもしろいものをつくっていたので、僕が、チャチャチャとその場で彫り上げた「スタイロ菩薩(足がかゆい像)」をのせて、撮影。
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  2007年9月27日(木)   研究所
終日巨匠研究、資料を読み漁る。
途中で、思い立って本屋に走ったりして一日は終わる。

“研究”の初期段階は、一日一日、そんなに目に見える進歩というものがない。

発見はあるが、散漫。

あせらず、忍耐強く、自分の中の創造力と混ぜあわさるまで、辛抱しなければならない。

白衣がほしい……。
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夜、インテリアデザイナーのさとうしげる氏来所。
学校、音楽、上海、朝霧ジャムなどの話をする。
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  2007年9月26日(水)   ホッピー
ホームページの編集をしたり、その他モロモロの作業。

夜、O編集長と渋谷の山家にて打ち合わせ。
どっさりと研究用の資料をいただく。

サブテーマ、「生まれてはじめてホッピーを呑む」
O編集長の指南を仰ぐ
成功、しばらくたつと上達し「中身!」と叫べるまでになった。
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  2007年9月25日(火)   呑むか吐くか
文部科学大臣に渡海紀三郎氏。

氏は早稲田の建築をでていて一級建築士。
さらには日建設計に勤めていた。
さらには兵庫県の加古川を選挙区にしている。

むむむ、目がはなせない。
日建設計もさぞかし大喜びだろう、という構図がみえてくる。
利権とかそういうこと。

だいたい“そういうこと”が4.5年勤めていればみえてくる。
それを呑めば一生勤人でいられる。
それを吐けば僕みたいになる。

ちなみに日建設計には与謝野さんという偉い人もいた。
もちろん自民党の与謝野さんの親戚……。
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  2007年9月24日(月)   OLD SCHOOL
午「太東崎の別荘」打ち合わせ。
土地の取得問題で半年ペンディングになっていて、まだ解決していないが、設計を再開する旨を確認。

(JAPANはしっかりやったので、今度は意図的にオールドスクールなモダニズム“スタイル”でやろう……それはすでにドグマから解放され、スタイルになっていることをしっかりと認識しながら、その時点でそれは歴史の引用であり、つまりはポストモダニズムの範疇にいることも認識しながら……)

打合せはそこそこに代官山のLE BISTRO PACHONにて昼食。
さわやかなロゼワインとともに。

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家に戻って、午寝。
ずいぶんすずしくなったので、午寝の気持よさも倍増。

が、夕方、このままではダメ人間になってしまうと思い、広尾、青山、原宿、渋谷と散歩する。
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  2007年9月22日(土)   再コルブ
朝、飯を炊き、横文字風に盛って、朝めしを食べる。

午、プールで一時間程泳ぐ。

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夕方、再度森美術館のル・コルビュジェ展へ出向く。

ここは展望台だけ行こうと思ってももれなく美術館に入れるようになっているので、建築にもル・コルビュジェにも興味のない一般の人々で溢れかえっている。

そのことを思えば、もっと、なんというか一般的にわかりやすい展示内容にしてもよいのではないかと思う。

ちゃんと、人間がそこにいる RENE BURRIの写真を中心に構成してほしかった。

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DVD3枚組を買って帰る。


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  2007年9月20日(木)   シェークスピア
玄関先の雨落溝。

現代人は、靴に泥がつくのがいやなので、「家のまわりはできればコンクリートでかためてもらいたい」とココロの奥底で考えている。

そしてそこに降った雨は、大地に浸透せずに、下水管へと流れる。
そして大雨の時に、下水管があふれ、川の水かさが増す。

自分の敷地に降った雨は、自分の敷地に浸透させましょう。

そうすれば、みっともないプラスチックの雨樋も必要無くなります。

しかし都市型総2階の軒が出せない住宅では、なかなかそれが難しい……。

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午からアリス川公園の図書館に籠る。
新しいノートを買って、新しい巨匠研究。

ミース曰く
「ライトのたった一つの失敗は田舎に引っ込んでしまったことだ。」


ライト曰く
「ミースの建築は、ほとんど何もないのに“空騒ぎ”」
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  2007年9月19日(水)   清風
家づくりでよく聞かれる言葉
「え〜〜っと、明るくて、風通しがよくて……」
もう、それは、あたり前のこと。

OCMは押し入れにも「明るさと通気」を確保している。
下部をすのこ状に、上部は欄間に。

カビや虫はやっぱりいやだからな……。

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本屋に立ち寄り、水木しげるの「劇画 ヒットラー」を買って読み切る。
某プロジェクトの資料として、様々な観点から読み解く。
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  2007年9月18日(火)   大工
朝から出講。
午後からは事務所ニテ作業。

晩めし。
もやしを10秒茹で取出し、その茹汁で鶏胸肉を茹で取出し、その茹汁に昆布、干しシイタケ、干しえび少々、赤とうがらしを入れスープをつくる。
長ネギと絹豆腐を入れ、湯豆腐できあがり。
美味。

もやしはナムルに、鶏はほぐして多用途に、あとはキャベツの浅漬けをつくった。

                  §

先日見学会におこしになられた建築家の松畑強さんが、自身のブログでコメントをしてくれた。

独特の諧謔性でぼくを大工にしたてあげている(笑)。

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  2007年9月17日(月)   
今日は休みだと思っていなかったが、疲れがたまっているので午前中は惰眠をむさぼる。

午後、写真の整理や、ホームページの情報整理など。

                 §

魚久の「さんまの粕漬け」というめずらしものをいただいていたので、午はスパゲティーにして、夜は焼いて食べた。

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  2007年9月16日(日)   見学会
午から「下総中山の家」見学会。

リビングデザインセンターの部長さんや、日経アーキテクチュアの副編集長さんや、建築家の松畑強さんがおみえになった。

                §

とはいえ、そんなに人は来ないので、庭に水をまいたり、縁側で昼寝をしたり、湯をはっていない浴槽で疑似入浴をしたりと独り遊び。

三脚でしっかり写真を撮ろうと思っていたのに、すっかりサボってしまった。

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  2007年9月13日(木)   k2
写真「下総中山の家」縁側まわり

のんびりとした光景の中に「土-土間-靴脱石-縁側(すのこ)-板張り床-畳-床の間 というニッポン的な序列(ヒエラルキ-)」が、明確な意志として埋込まれている。

「下総中山の家」見学会、9/16(日)13:00〜17:00

※本日も「建築ツウ」のファンです、という方からメールをいただき、見学会の御案内を送らせていただきました。

まだまだ定員に余裕がありますので、御連絡ください。

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終日、事務所ニテ作業。

アーキテクトアカデミアという番組で、建築家大島健二がでています。

なぜかMacじゃうまくみれ無い場合が多いようです……

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  2007年9月12日(水)   基準法上の手摺
「下総中山の家」手摺。

三本のタモ棒材を束ねたもの。
サキッポは、タケノコ風にすぱっと切り落としかっこいいが、少々危ないので、実際はもう少し角を落している。

ステーの間隔が広いので、少し撓む。

                 §
雨がやみ、午後から涼しくなる。
気持がよい。



夜、楽隊の公演。
「ベースが入って過激になった」
と上々の評価をいただき、公演予定が2本追加された。

【THE BAKERS information】

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  2007年9月11日(火)   棚数寄
「下総中山の家」の棚。
本好きは、棚好きでもある。

A4版と単行本の高さで上下の間隔=横板を決定し、縦板は「正方形、黄金比、白銀比」などを意識しながら、一見ランダムにみえるように配置する。

分厚いスギの無垢板で構成されているが、左官の塗壁と接触(貫入)しているのは縦板のみである。横板は背面も隙間をあけ、左右も壁に飲込まれていない。

左官の塗を優先させるということと、裏に配線などを通せるようにということと、写真にみられるように、行灯からの光が上下にこぼれるために。

その行灯は「立ち読みライト」と呼んでいる。

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朝からバンタンデザイン研究所へ出講。
夏休みが開け、2学期のはじまり。
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  2007年9月10日(月)   フローライフのすすめ
「下総中山の家」のお風呂。

浴槽の高さに、外部の縁側をあわせる。
深くて低い軒と合わせて、風呂に浸かったときの視界の上下が切り取られる。

風呂は「外部空間」であると考えるようにしている。
入口はアルミサッシをつかって施錠可能にし、外出時でも窓を開け放してでかけることができる。そして、乾燥状態を保つ。
(風呂桶とかは盗まれるかもしれませんが)

また単にカラダを洗う、湯で暖まるという機能だけでなく、暑い夏は水風呂につかりながら、庭をながめ、ボーッとする、そんな風呂ライフが可能になる。

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終日事務所ニテ作業。
細かいことを処理しているうちに、日が暮れる。
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  2007年9月9日(日)   99、重陽
朝から兵庫県の明石へ、「魚住の民家改修」打ち合わせ。
大工さんが、天井や壁をひっぺはがしたので、みてくれ、というので急きょ向かう。
“露せそうな”梁や柱、新しいものにスゲ替えが必要な梁や柱を確認して、大壁にする部分や、真壁にする部分を見極める。
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  2007年9月9日(日)   たこ
仕事を終え、タコ欲が極まり、玉子焼を食べる。
明石だこやいいだこの煮つけ、ハモのちくわをお土産に買って、のぞみに乗り、帰京。

途中、雨の為、1時間40分の遅れ。

それぐらいじゃ車内は誰もさわがない。
2時間遅れでないから、払い戻しもないけど、誰もさわがない。

よくできた国民だ……。
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  2007年9月9日(日)   猛虎
10連勝で、その強さ極まる阪神タイガース。

その盛り上がり具合もしっかりと確認してきた。

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  2007年9月8日(土)   ハレ
「下総中山の家」引渡し一週間前の、建て主さんとコーディーネーター会社の確認。

一ヵ月も工期を伸ばしていただいただけあって、すばらしい出来。

台風一過の太陽が、それを祝う。

餃子を食べて下総中山を後にする。

               §

9/16(日)13:00〜17:00頃まで見学していただける機会がとれそうなので、御興味のある方はメールにて御一報クダサイませ。
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  2007年9月8日(土)   風呂数寄
おいおい、そこはベッドじゃないぞ!
ひば風呂だぞ(笑)
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  2007年9月7日(金)   disclose
夕方、「上尾の家」へ。
昨晩から未明にかけての豪雨で、若干の漏水。

妻面の壁に、小さな妻がぶつかっている部分で、その妻から内外真壁の梁のちり部分に雨が集中して流れ、壁に沁みた模様。

幸いにも原因は明らかなので、工務店と一緒に対策を確認。

“内外真壁”は、現在主流の「通気層の次に防水・透湿シートがあって外壁から雨水が侵入しても、通気層で下に流れる」という構造とはまったくちがうので、その雨水の侵入のしかたも別種。

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久しぶりに餃子を食べて上尾を後にする。
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  2007年9月6日(木)   検査
「下総中山の家」市役所による「完了検査」。

“法改正によって検査が厳格化され”と言われているが、具体的にどういうことかと言うと、完了検査の際に、確認申請図面と異なる箇所があった場合に「はい、不合格です」では済まされず、たとえそれが違法でなかったとしても「計画変更届け」を出さなかったとして、建築士が処罰される……ということになってしまっています。

おびえながら検査を受けるが、無事終了。ホッ。

                §

検査後、ほぼできあがった空間に身を浸す。

産みの親から育ての親へ引渡すための、最期のチェック。
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  2007年9月5日(水)   きつねのよめいり
何を思ったか連れ合いが、朝めしと弁当をつくってくれた。

午、ひとりで食べていると大雨になり、食べ終わると、やんだ。

おにぎり3個は多過ぎたので、午寝をはさんで2回にわけて食べた。

                §

先日の文章を修正したり、諸調整。

新たな建築研究の仕事が入ったので、気がひきしまる。

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夕方、プールに行って泳ぐ。
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  2007年9月4日(火)   150000
朝、若干hangover気味。
しっかりせねば。
しかしもう一年半以上風邪をひいていないことを思うと、まあいいかと……。

                §

アーティスト吉水浩氏のブログがなくなってしまってさびしい。
僕の日記はテンションが低いのでつづくのかもしれない。

大した内容がなくても、一日100人以上のブックマーカーが読んでくれている。
そのことに恐縮して、また書いてしまう。

祝:総アクセス数15万件突破

【THE BAKERS information】


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  2007年9月3日(月)   OIL
建築家W氏についての文章を書きあげる。
生身の、しかもお会いしてしまった建築家についての文章は難しい。

当然、御本人もお読みになられるわけだ。
だからといって、ぬるくなってはいけない、、などとブツブツ。

               §

夕方、VESPAでアイアングレーさんへ、「下総中山の家」の「知恵の輪物干金物」をひきとりに。
途中、切らしていた2サイクル用オイルを買う。
VALVOLINEからAMALIEに変えてみた。

               §

深夜、下北沢にて楽隊の練習。

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  2007年9月2日(日)   クジラのコロ
座敷の腰張り用の紙を選びに、銀座へ。
真っ白な「奉書紙」、少し黄ばんだ「西の内紙」それとも、兵庫県の「杉原紙」にしようか迷うが、結局手漉きのものがあったので「奉書紙」にする。

                  §

そのまま、銀座や東京駅周辺を徘徊。
新しいビルが続々と建っているのを横目に、“昭和”をさがす。

写真の「越後屋ビル」が取り壊されるようだ。
これができたのは昭和6年頃、1931年、窓上のアールデコ調のレリーフが、つくられた時代の流行をはっきりと表している。

                  §

そのまま上野まで歩き、御徒町の吉池で「クジラのコロ」を買って帰る。
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  2007年9月1日(土)   涼しい日には……
朝めし、1/4玄米まぜごはんに納豆。

午、昆布とおかかのおむすびを携え、迷子になりながらvespaで城南島へ。
(年間、何度もない、vespa日和……)

3分ごとに飛び立つ飛行機の腹を眺めながら、午めし。

飛ぶトリを追うがごとく、シャッターを切る。

帰り、「碑文谷ダイエー」というワンダーランドに立ち寄る。
ここには4千円のアワビから、50円の鯛のあらまである、つまりここでは、格差社会の天井と床をみることができる。

「鯛のあら、秋刀魚の刺身、牛もも、すだち、もやし、トマト、ピーマン、焼そば麺……」などを買い込み、帰宅。
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