OCM一級建築士事務所
 

2009年01月


  2009年1月31日(土)   
「独創性(オリジナリティー)とは、起源(オリジン)に近づき、起源(オリジン)に戻ることである。」
アントニオ・ガウディ『建築家ガウディ全語録』

               §

サルはうまく鼻くそがほじれない、人間はうまく鼻くそをほじることができる、それが文明だ。さらに“鼻くそをほじっているところを人にみられてはいけないと思うこと”、それが文化だ。

サルは神を拝まない、ただ自然への恐怖のみが存在する、人間はそこに“なにごとのおはしますかはしらねども”、それを神に祭り上げ、詣でる、それが文明だ。さらにその神様が“なにもの”かを知ろうとする場合、それが文化だ。

たまたまのさる軍団、たまたま学校にいた友達、たまたまの同僚、たまたまの師匠、たまたまのメディア、たまたまの学会、たまたまのJIA、そこに安穏としていられる状態、それが文明だ。百年前、千年前、の死んだ人々、さらに人類がいなかった頃の地球と対話しようとすること、それが文化だ。

誰がどんな判断基準で決定したのか怪しい国宝や世界遺産だけをみてまわる旅をする、それが文明だ。「ここに行けば絶対何もないだろう!」とー40度の凍てつくシベリア平原をうろうろし、そこで自分だけの遺産をみつけようとすること、それが文化である。

ブログに広告がピコピコしているのは文明で、無いのは文化。

               §

午、アリス川公園へ。正月にリニューアルされたばかりの図書館にて、過去と対話。
そのまま、麻布、六本木、飯倉、芝とジグザグうろうろし、文明と対話し、そこから干涸びた文化のしっぽの一つでもつかまんと……。暗くなったので新橋で“決定的に文明人に戻るため”餃子を食べてかえってくる。

               §

文明と文化が戦争をすれば、もちろん文明がかつ。
そして子孫を繁栄させるのも、文明。

文明人は時事ネタが好きなので(文化人は時事ネタの価値を重んじない)、わかりやすくいうと、文化のみで邁進させていたアメリカを文明国にしてしまったのがブッシュ。そう、どんどんサルの顔になっていったでしょ。

過去の驚くべき文明の成れの果てが、メソポタミアの中東、インダスのインド、黄河の中国……そう、ニッポンもその後を追ってるな……。
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  2009年1月30日(金)   
午前中、休日を決め込む……。
午後、「国分寺の家」見積の質疑応答など。

               §

夕方、昨年3月に原作を脱稿した“巨匠マンガ本”に、マンガがのっかって、どっさりと送られて来る。
チェック?いや……普段マンガを読まないに人間は、そこで、ただただ感動する、が、一応チェック。

夜、漫画家さんがOCMにやってきた。
謝辞と、細かい修正事項を申し伝え、外に出て、酒を呑んでいただき、一応「原作者と漫画家」だけの打ち上げをすます。

(でますよ……とうとう、建築界が震撼する、巨匠マンガ本が……あの巨匠のこと……何も知らなかったことを、知る事になります……3月には……建築ツウの仕事です……それが……)
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  2009年1月29日(木)   
午前中、現場指示書作成など。
アンテナ→ブースター→テレビ……
пィLAN→HUB→カテゴリー5、CD管、多条敷設解消するには……
インターホン子機、親機、副親機、内部通話用副親機(個別)……

そういった系統を再整理。

               §

午後、出講、卒業制作の合評会。
卒業できる者は、3割程度、さびしい内容だ。

終了後、講師6人で延々と立ち飲み、うさを晴らす。
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  2009年1月28日(水)   
「家居の結構、食事の珍味を楽しみとするは俗世の事なり。家はもらぬほど、食事は飢えぬほどにてたる事なり。これ仏の教え、茶の湯の本意なり。」千宗易 『南方録』(ワイド版岩波文庫)

俗世とは、スノッブのことだな……そう、俗物ってやつだ。
おもしろいコトバだが、僕は抹茶と回し飲みが嫌いだ(笑)。

ちなみに重森三玲が『茶室と庭』(教養文庫)の巻頭で、このコトバを引用している。

              §

村野藤吾と、K2には、1点だけ共通点がある。
村野は「ひとりでゴルフがしたい……」と
K2は「ひとりで野球がしたい……」と

その後に村野はこうつけくわえる。
「他のものが混るということに非常な荷を感じます。」
『建築夜話』(日刊建設通信社)

              §

午前中、愚法を相手に、申請図面作成。

午後、東武東上線に乗り「若葉駅」で降り、「鶴ヶ島の家」現場へ。
現場監理写真用カメラ(RICHO R5)と、ゲージツ写真用カメラ(RICHO GR)をこそこそ使い分けながら、検分。

終了後、日が暮れたので、“古本DJ-K2”は、餃子を食べて還る。
※スーパーマーケットに、いきのいい「豆苗」が出回ってます。けっこういいですよ。
※業務連絡:娘さんの部屋、窓、もう一つつきます……。
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  2009年1月28日(水)   
今年の1年生の作品です。
まだ、19才だったり、でも29才のひともいたり。

主題は、「ツリーハウス」と、言いながら、「4畳半くらいの、それは、なんでもいい、茶室でも、四阿(あずまや)でも、イベントブースでも、秘密基地でも……」それを、1/20模型にしなさい。

撮影は、OCMです……。
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  2009年1月27日(火)   
「寝室を整備するには二つの方向しかないのである。すなわち、挑発的な寝台の間、夜の快楽の場所をつくるか、さもなければ孤独と休息の場所、思想の私室、一種の祈祷室をつくるか、である。」
『さかしま』ユイスマンス  訳)澁澤龍彦

               §

朝、(そんなに呑んだかな……)と思いつつ、愛薬バファリンを2錠飲んで、二度寝する。
昨晩、食べ物のまずい「かんちゃん」で、「今日はワシのおごりや〜!」ってかっこつけたのに、翌朝、ポケットにねじ込まれた千円札が、各所から発見さる……(これ、額越えとるやん……おひねりか? そんなにおもろい話したか?……)。

10時頃、まだ寝間着で、頭もドン・キングなのに、ナントカウッドテックさんがアポ無しで営業に来る……。
「ちゃんと、電話してから来いや〜頭ドン・キングになっちもっとるやろがえ!」と泣きながら播州弁で一喝……。

               §

よじれた乾物脳を、湯戻しして、午後、出講。“ツリーハウス”の模型、もってこいやぁ〜、っていう楽しい日。

今日が1年生最後の授業。照れ屋なので「君達が、入学して、一年、……」なんて演説は、あいかわらずせぬまま、ニヤニヤしながら、こそこそといつも通り、教室を後にし、スーパーマーケットで豆腐を買って、湯豆腐にして、撮った写真をスライドショーで流しながら、晩酌……。

そして日は暮れる。
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  2009年1月26日(月)   
「建築は勘が悪かったらだめですよ。理屈じゃないんだ、どんなの建てたらよいか、勘ですよ。勘の悪いやつは昔からだめだよ。」
吉田五十八

               §

朝から、ozoneの登録書類を整えたり、建築家賠償保険の書類を書き込んだり、入金したり、入金確認したり、通帳記入したり、郵送したり、という事務作業。

午後、1/50図面を解体し、1/100の確認申請用図面作成へと、着手。

随時FAXにて、見積工事業者からの質疑に応答。

               §

夜、ozoneにて、怪しげな会合に出席。
途中で抜け出し、滝澤氏、石井氏、荒木氏と「かんちゃん」で呑む。

「年上建築家には喧嘩を売る」という体質のK2、いつものごとく荒木氏にいちゃもんをつける。
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  2009年1月25日(日)   
昭和50年代、「MUSIC LIFE」誌などの写真に“演奏するジミー・ペイジ”といったキャプションがついていた事に対して、「ROCKIN' ON」誌の渋谷陽一編集長は、「写真にキャプションをつけるのはナンセンス」と言い放った。

あれから30年、一度もそのコトバを忘れた事はない。

ということは、ついこの間までK2が写真の解説をしてたことを、「あああ、魂売っちゃってたんだぁ……」と、憐れんであげなければならない。

               §

文章を仕上げ、渋谷まで歩く。
「ブックファースト」があったビル、「駒形どぜう」が入っていたビル、すっかり更地になっちまった。

Spencer Davis Group - I'm a Man
Chicago - I´m a man
Bo Diddley - I'm a man
Bo Diddley - Hey, Bo Diddley and Bo Diddley
Rolling Stones - Not fade away 1964
buddy holly live! - Not Fade Away
Elvis Costello - (I Dont Want To Go To) Chelsea
Mr.Children シーソーゲーム
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  2009年1月24日(土)   
朝から、夕方16時ころまで、九段下から、上野池之端あたりで、遊ぶ。
途中、ジンボウチョウで、本を買う。

岩波ブックセンターにて 『長谷川如是閑評論集』(岩波文庫)
一誠堂にて 『日本霊異記』(東洋文庫・平凡社)

               §

午だ、ジンボウチョウでの常習性餃子行為を自らに禁じ、はじめての「いもや」へ。
たぶん、本店、えび定食を頼んだら、えびが4本いたが、ベルトを緩め、気を引き締め食べた。

先日、十何年振りに食べた「キッチン南海」のカツカレーにも、気合いが必要だった……。もう老人だな……。(オレはジンボウチョウでめしが食えない体質なのか……全部、うまいんだけどなぁ……)

               §

解せないまま、うろうろしていると「さぼうる」に行列が……何とお行儀の良いこと……
脳がよじれ、腸がよじれたまま、ただただカメラを相棒に、彷徨う……。
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  2009年1月23日(金)   
午前中、「芸術新潮」の文章を書く。
おっと……本題に入らないうちに字数をオーバーしてしまった……。

そこで、干す。

               §

午、図面を送らさせていただいた工務店から電話。
「あ〜ざ〜す!喜んで見積させてもらいまっさ!(という主旨)」
よし。

               §

午後、晴れたな?写真を撮りにいきたいが、出講。
2年生の卒業制作最後の授業。

“昔話”をはじめます。

昔、昔、最後の授業なんていうと、寄せ書きと花束なんてもらったもんだが、やっぱりそれは“昔話”のようだな。

「起立、礼、おつかれさま」

彼らとの2年間は、それで終わった。   乾杯
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  2009年1月22日(木)   
「朝目覚めると、馬鹿になっていて愕然とした。だが、いろんな奴と会っているうちに、夕方には、彼らほど馬鹿ではないと思うようになった。」
ル・コルビュジェ

               §

午前、「国分寺の家」図面、2社に発送。
午、散髪。
午後、他の工務店と連絡をとり、さらに2社に発送。
夕方、散歩系文章、干して乾いたものを送付。
が、空は湿っており、写真は撮りに行けず。
夜、玄関ドアの引き手スケッチ、夜は更ける。

               §

『散歩の達人』2月号でました。
「中野、高円寺、阿佐ヶ谷」特集なのに、K2は「中華街の店舗建築を読み解く」というハードなことやってます。

               §

マージービート
梅が丘並木
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  2009年1月21日(水)   
心地の良い夢をみて目が覚めるが、まだ外は暗い。

その夢を増幅するために、よろよろと本棚へ向かう。
「山猫理髪店」別役実(三一書房)とともにまた布団の中に入り、陽が昇るのを、待つ。

この本は、高校生の頃、兵庫県のど田舎では売ってなかったので、神田の三一書房から直接取り寄せたような気がするが、忘れた。

が、そのころから、“神田”とつながっていたということは、確からしい事実だ。
昭和54年の“活版印刷”、初版本。

(写真とは関係ありません、写真は伊東忠太、昭和19年の活版印刷本です、印刷は帝國印刷、愛宕……です。)

               §

午前中、散歩の文章に決着をつける。
書いてみたら、写真が足らない事に気づき、明日撮りにいこうと決める。
晴れればいい。

               §

午後、2つの請求書を書き上げ、銀行にご入金を確認しに行ったり、そのあと設計。
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  2009年1月20日(火)   
朝、新しい設計図用プリンターが届き、よくできたもので30分でセッティングを終える。
先代のプリンターは、一応非常時用にと、少し休んでいてもらう。

EPSON PM3700C.マニアックな一品だ(Mac OS9,0 でA3,OSXもOKという事由)。
¥26、000− 安価な設備投資だ。これでまた、一枚1MBにも満たない何千枚もの設計図を印刷してやる。

               §

午後、出講。一年生、もうとうに正月はあけたのに、まだ目がとろ〜としている。
僕は目覚まし時計の無い人生を送っている。
人から、機械から起こされるのはまっぴらだと思って生きている。

彼らも、自分で目覚めるが良い。
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  2009年1月19日(月)   
朝から、文章を書く。
一ヶ月あたためてきた難題に答えを出さねば。

2/5ほど進み、先が見えたので、よし、と、終える。
普通は一気に書くが、まだ年末年始からの設計マシーン脳の残骸が、行く手をはばむ。

               §

午後「鶴ヶ島の家」現場へ。
第三者機関のインスペクターによる、木造接合部金物なのど厳しい検査が2時間以上に及ぶ。

たとえば「ものつくり大学」で教鞭をとるほどの棟梁の筋交いの方向に対する考え方と、構造設計者によって許容応力度計算されたそれは、今違うものになっている、とか。

こんな時代、手刻みで全部やってくれている棟梁のプライドを尊重しつつも、木造軸組の法的責任は構造設計者に移管されていることを、丁寧に申し伝えねばならない。

しかし、“木口や端部にうつ金物は効かない、じゃあ何を?”とか、構造設計者がそこまで配慮して図面を描けるようになる日は、まだ先だな。

               §

そもそもニッポンの建築家は色彩音痴だ、でも、光音痴では困る。
K2が二十代の時、自らに課した鍛錬は、白黒でしか写真を撮らない、かつ、自分で焼く、かつ、建築は撮らない……だった。

証明写真も自分で焼いてた(笑)。

そう、僕のバブルに、色はないのだ。
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  2009年1月18日(日)   
3時頃目覚めるが、何かの間違いだと思い、また寝る。

その後みた夢
nigoが、僕と同じtascamを持っていて、それが、結構使い古されていて、感動した。

目覚める。

恵比寿駅で、さぬきうどんをカッ食らって、10:30 西新宿ozoneへ。
「国分寺の家」の設計確認。

久しぶりにト-キョ-での仕事なので、ガラスに網が入るなんてことを、建て主さんにinformしていなくて、恥をかいて、反省……。

思い出横丁の岐阜屋で、競馬な感じのおっちゃんたちにまぎれて、自分を戒め、まずい焼きそばを食べて帰る。

“吉野家の牛丼の並のご飯を残す”くらい少食な人間なのに、エビスに戻ると、また太巻き一本食っちまう。

あたかも、第二次世界大戦から還ってきたヘミングウェイのごとく……。

あたかも、ベトナム戦争から還って来た開高健のごとく……。

1時間、寝たアト、設計したり、文章のスケッチをしたり……当然、夜は更ける……。
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  2009年1月17日(土)   
午前中、建て主さんが購入された古道具の欄間などをどこに使うかなど考え、1/30の「欄間シール」をつくって、展開図にいろいろ貼って楽しむ。

K2的には
張る:は、太鼓のように背後に空気層を残した場合。
貼る:はシールのように、糊でべたりとすることを言う。
と認識している。

文学的には、欲が張る、とか、
医学的には、腫れるの文語的表現としての、腫る、とか、いろいろある。

しかし、壁に和紙を“はる”場合は、案外気の利いた職人さんは“袋ばり”といって、周辺にだけ糊をつけ、中に空気層を持たせたまま“はる”こともあるので、この場合の“はる”は、果たしてどうなのか……。

               §

13:00、OCMにて「大井松田の家」建て主と打合せ。
その後一緒に、西新宿のozoneへ、「設計確認」打合せ。
要は、昨今全く信頼度のない建築家が、ちゃんと実施設計図面を描いて、ちゃんと建て主と打合せを重ねてきたかということを問責される場。

なんとかやりすごし、そそくさと新宿を後にし、建て主さんにいただいた「箱根山(酒)」と「丸う の塩辛」で一杯やる。

きっと、これから日が暮れる。
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  2009年1月16日(金)   
午前中、ご入金を確認しに銀行へ行ったり。
書類にfill inしたり。

              §

午後、出講。

              §

夜、初台のライヴハウスへ。
酔狂の果て、息切れして、帰途につく。
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  2009年1月15日(木)   
朝から「大井松田の家」×49枚×3部 「国分寺の家」×43枚×2部
エクスパックで各所に送付、魂と共に。

魂の抜けたまま、10時過ぎに恵比寿を出、青山まで歩き、某珈琲店にて芸術新潮編集者M氏と打合せ。その場で、某近代建築巨匠の四男さんとの打ち合わせもすませ、神保町へ。

               §

明倫館で『建築夜話』(日刊建設新聞社:昭和37年刊)
三省堂で『あの日の神田・神保町』と地図
南洋堂で『建築家山田守作品集』『昭和住宅物語』『日本近代建築史再考』
を購入し、そのあと「伊峡」でラーメンを食べた後、重い本を背負ってほっつき歩き、写真をとりまくる。

               §

先日、某ギャラリーのオーナーから「写真展やんないの?」と問われ、不覚にも「ここ、2、3年、写真荒れてます……すんません」と答えてしまった……。
「竣工写真」「竣工後の生活写真」「現場監理写真」「散歩の達人仕事写真」「一般受けねらいのK2日記写真」……。

そもそも二十才(昭和60年)でキャノンの写真機を手にする事と、自ら暗室の中で現像し、引き延ばし、焼く、という行為が一体だった人間としては、かつ自分のためだけに写真を撮っていた人間としては、それは思わず「荒れた」という言葉が自分から出て来てびっくりした……。

そうだったんだ。
結局、みんな、魂を売りながら、日々の生活の糧にしているのだ。

が、当分、リハビリします。
もとの、大島健二の写真に、戻します。
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  2009年1月14日(水)   
10:00 OCMにて、構造設計者さんと打合せ。
「大井松田の家」納品と、「国分寺の家」打合せ。

構造設計といえども、答えは一つではない。
おたがいの「クセ」や「ゆずれないところ」をそろそろ理解しはじめたので、打合せの内容が充実していた。  2時間たっぷり。

               §

「緑のたぬき」をかきこみ、「鶴ヶ島の家」現場へ。
濃紺の屋根が葺かれた。薔薇色とバッティングしない、濃紺。

給排水設備配管ルートなどの確認を中心に、2.5時間たっぷり、日が暮れる。
「ぎょうざの満州」と目を合わせないようにして、帰京。

               §

夜、ひたすら図面のプリントアウト。
(一段落したら新しいプリンターを買おう……)
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  2009年1月13日(火)   
終日事務所にて作業。
「国分寺の家」実施設計に収束の光りが見えて来た。

夜、散歩系の調べものなど。

               §

写真、基本的にはそういう考え方は好きではない。
興業してどうする……。
仏像は、本来サイトスペシフィックなものである……。
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  2009年1月12日(月)   
朝風呂から出ると、湿度が50%まであがる。
厚着をして、カッと両端の窓を開け放ち、5分もすれば、湿度は35%まで落ちる。

               §

終日事務所にて、設計。
夕方には目がかすみはじめ、日も暮れる。

               §

松もとれた夜、連れ合いに料理をつくってもらい、近所のサイトー君を招く。
伊佐美を6合ほどあけ、夜が更ける。
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  2009年1月11日(日)   
本棚は美しいが、要はその人の脳内をさらけだすようなものなので、少々危険でもある。

               §

本は、陽に焼け黄ばんでいる方が、断然かっこいい。
ミースのように、死ぬ時は30冊にしようと、努力して、日々捨てている。

               §

10時〜22時まで、設計。
構造図があがってきたので、すべての意匠図と照らし合わせ、整合させる。
今週1週間、「国分寺の家」実施設計アップに専念。
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  2009年1月10日(土)   
午後「蓮根の家」打合せで板橋へ。
JV大成さんのつくった渾身(こんしん)の1/50模型で、プロジェクトがぐっと進展し、基本設計の終了、中締めとする。

打合せ後、ご主人が柔道の古賀氏から教えてもらったという渾身の鍋をかこみ、新年会。

夜が更ける。

               §

写真、暖かいHOMEの景色。
が、なぜかK2がいると、居酒屋にみえる……。

「すんませ〜ん、“深い友情” 熱燗でくださ〜い」
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  2009年1月9日(金)   
雪が積もらなくて、つまらなかった。

が、15:00、仕事を切り上げ、来週から新しい派遣先に派遣されるため、今週一杯ブラブラしてる連れ合いと散歩へ、ただの小雨の、鉛色の空の下、大きな傘をさして、歩き出す。

青山の喫茶店でコーヒーを飲んで、新築の紀伊国屋で「朝岡スパイスの月桂樹の葉(60g)」「台湾産の茉莉花茶(100g)」と「一保堂のくきほうじ茶(100g)」を買って、青山ブックセンターで連れ合いが、だるまちゃんの「ねつけ」みたいなものを買って、日が暮れたので、そのまま雨水の如く坂を下り渋谷へ落ちる。

五時だ、職人さんも、公務員さんも酒を呑んでいい時間だ。
富士屋本店にて、還俗、立ち呑む。

               §

事務所にもどり、できあがった「大井松田の家」工事会社見積用図面をひたすらプリントアウトする。
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  2009年1月8日(木)   
朝8時から、夜8時まで仕事。お尻に火がついた。

               §

「大井松田の家」契約より2週間以上遅れ。今週中に「工事業者本見積用図面」を“上げる”。

「国分寺の家」契約より1週間遅れ。本日構造設計者からの図面が上がってきたので、来週中に「工事業者本見積用図面」を“上げる”。

「蓮根の家」契約より、2週間遅れ。来週中に「基本設計」を“上げる”。

「鶴ヶ島の家」工事契約より、11日遅れ。しかし、4月上旬竣工めざし、建築家、管督さん、棟梁、営業さん、建て主さん、みな笑顔、全ては順調。

「散歩の達人」まだ脳内スケッチ、締め切りまであと10日。

「芸術新潮」まだ脳内スケッチ、締め切りまで、あと?。

「バンタンデザイン研究所」来週末より、本格スタート、卒業設計だぁ〜。

「南洋堂さんからの依頼物件」、まだ脳内スケッチ。

脳が動かないので、新しい仕事の依頼メールに、返事をしないでいる。
「静岡の家」とか「愛媛松山の家」とか「仙台の家」とか……すみません。

                   §

写真、連れ合いが昨年の6月くらいに漬けた梅酒を、味わう。

明日、雪が降るらしい。きっと、極寒散歩に出ると思いますが、みなさまどうぞ、お許し下さい……。お尻についた火を、一日だけ、消します。
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  2009年1月7日(水)   
午、元ozoneのK氏が恵比寿にいる、ということで面会。
“世間話”をして、お帰りになられる。

午後、設計。

夜、赤羽のJV大成さんの事務所へ打合せ。
ちゃんとした設計環境の中にあるかの、査察(笑)。
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  2009年1月6日(火)   
午前中、設計。

午後「鶴ヶ島の家」現場へ。

木造部分、金物や壁内通気の端部処理などエンジニアーとしての確認をしつつも、デザイナーとしてのもう一人の自分が、自ら描いた空間にはじめて身を浸し、空間のヴォリュームといった霞のようなものを、つかもうとしている。

               §

終了後、冷凍餃子を買ってかばんに詰め込み、池袋のジュンク堂で連れ合いと落ち合う。

「胡堂百話」野村胡堂
「年中行事覚書」柳田國男
「都市と人間」ルイス・マンフォード

の3冊を購入。
長谷川如是閑の本も欲しかったが、いずれも品切れだった。

連れ合いは「タイ料理の本」と「キッシュの本」を買っていた。
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  2009年1月5日(月)   
午前、現場監理写真の整理や請求書を書いたり。

午後、設計。

                §

夕方、フィンランドから大久保さんがありがたくも新年の挨拶にやってきた。

年末に「浜野安宏に会って来たの」という話に、K2大いに魂消る。

連れ合いが、疎開先からコンニャク、原木しいたけ、人参、切り干し大根、牛伏味噌などをリュックにしょって帰ってきたので、記念撮影。
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  2009年1月4日(日)   
朝、布団の中、“会社に行くたくない病”
だが、自分は会社員じゃない、と気づき、起きる。

終日事務所にて設計。

               §

夜、亀戸の亀戸横丁へ。
ササキくんとカトーさんと呑む。

ササキ君はマンションのリフォームの仕事を終えたところで建築士による「増改築等工事証明書」が必要だというので発行してあげたり。

カトーさんはヤマギワで販売をやっているので「センセー早く大きなレーゾーコ、買ってよ」と。

               §

“流し”がいたので、ちあきなおみの「喝采」をリクエスト。
僕の中でのちあきなおみは、Nina Simoneや、The Righteous Brothersと同じ、何と言うかグラマラスでゴージャスなR&Bとして位置づけられている。
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  2009年1月3日(土)   
終日事務所にて、設計。

夕方、兵糧(ひょうろう)が尽きたので、初スーパーマーケット。
日本酒、牛乳、ヒガシマル薄口醤油、チューハイ、鶏肉、シュウマイ、ほうれん草。

               §

夜、和田氏が渋谷で卒業生と呑んでいるというので、参じる。

京都の辻村事務所に丁稚奉公に行ったN山君が、すっかり一人前になっていて感心した。

N山君、左官修行をしているF川君、京大準教授のT路さん
今年は「京都な人に会いに行く」  ことにしよう。
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  2009年1月2日(金)   
午前中、明治33年の古地図を広げ、散歩する。
午後、ひたすら、設計、

               §

31日の午後以降、人と口をきいていない。
1日以降、お賽銭以外にお金を使っていない、

ジハード……いや自閉度の高さは、誰にも負けない、あと、その合併症とも診られる声のでかさ……。

              §

火を使え、火を。
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  2009年1月1日(木)   
謹賀新年
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  2009年1月1日(木)   
8時起床
コーヒーを飲み、歩き始める。
小一時間かけて

・恵比寿神社
・氷川神社
・金王八幡宮

三社に詣でる。
祈願、というよりも、御礼の気持ち強し。
おみくじはもちろん大吉。

               §

午、明石の酒を、足柄上郡「箱根山」のかわいい枡にそそぎ、明石の鯛をたべながら、正月。

午ねをして、正月、終了。
Macintoshの内部を整理して、CDに焼いたり、夕方頃には、設計開始。
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