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2010年2月

  2010年2月28日(日)   
恵比寿のイベント、「現実拡張」系アートのお手伝いをしたので会場まで行ってみたが、不具合とか準備中とかで、みることができず……なんとももどかしい。現実が収縮した。

晴れて来たので、新宿まで小走り。
ランニングウェアというものを持っていないので、いつも登山用のアノラック、どちらかといえば“急いでいるペンキ屋さん”といういでたち。逆に街になじむ。

淳久堂で「淳久文藝倶楽部」をもらい、本を三冊買って帰って電車で帰ってくる。折り方にぐっとくるものがあるので、参考にしてまた“何か勝手に”つくってみよう。

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写真:「鶴ヶ島の家(2009)」の座敷前に設置された水場。ムクドリくらいの大きさの鳥が、ここで水浴びをし、チュンチュル……と鳥の声がするのでみてみると、メジロがやってきていてた。
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  2010年2月27日(土)   
「建築知識」系文章の骨をつくり、「散歩系文章」の調べものをする。

午、恵比寿をぐるりと一周小走り。
走ると、体調は良いが、食欲が増す。

写真:「鶴ヶ島の家(2009)」の座敷
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  2010年2月26日(金)   
「拡張現実(Augmented Reality)」まさに「つぶやきマップ」のためにあるみたいなもんだ。

たぶん、建築ツウがコンテンツを提供する仕事が増えそうだ。

散歩を、街歩きをしながら、バぁーっと建築の情報が……つぶやかれる……
市井の人々が、建築に興味を持ち、愛し、残すようになる可能性を帯びた、最初で最後のツールかもしれない。

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写真:「鶴ヶ島の家(2009)」お午ご飯のホウトウを待ちながら。
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  2010年2月25日(木)   
「鶴ヶ島の家(2009)」T様  お世話になります。

タコ部屋の脇に、私のさしあげたCD群があったので、うれしく思いました!

たぶん、2人として同じロックマニアはいないと感じています。今ほど多岐に渡る情報が無かったにもかかわらず、やっぱりロックマニアも“多岐に分岐”していた、、、ということが、なんだか世代的な誇りです。

この、竣工後のニコニコ時期に及んで、自分のCDを全て(300枚)差し出す……という、変態技に出たOCMを愛でてくださいませ。

今の若い人達は「だいたいオヤジくらいの世代はみんな同じ音楽聴いていたんだろ?」ってことを思ってもしょうがないのですが、実は「全然違う」ってことにニヤニヤしてしまいます。

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勝手に考えていますが、ゴールデンウィーク(?)頃に、ハイミーズ合宿を鶴ヶ島で(&録音)、と、&、そんなロック談義を皆で、と考えています。

写真:Tサンの、“責め”を感じました(笑)

今後とも、遊んで下さいませ。

追記)電気の容量の件は、監督のMさんと相談してきめます。アトで個々に上げることは可能ですので……。(本当は最大同時使用料の足し算をすればわかるのですが……私も不慣れなもので……)
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  2010年2月24日(水)   
朝から「「鶴ヶ島の家(2009)」へ。
“半年検査に立ち会う(30分程度)”という建て前で、晩まで、過ごし、写真を170枚くらい、撮る。

広角レンズで露出を変えながら……と、単焦点50mmレンズ、絞り開放、色の濃さシャープネスなど変えながらの雰囲気写真……と、練習をつづける。

夜が更ける……。
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  2010年2月24日(水)   
「鶴ヶ島の家(2009)」のOCMチルドレン達。高三と中三。
受験のお話や、モダンダンスのお話など。

あとは「ミヤザキアオイ、アオイユウ、アラガキユイの違い」について教えてもらった。
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  2010年2月22日(月)   
午まえから「勝手アド街」の収録に参加。昨日にひきつづき、昼間からエビスビールを飲んだり、様々な人や店を取材してまわる。

夕方まで歩き回り、終了後監督と恵比寿横丁で呑む。

写真:「散歩の達人」Y編集長と、監督の神酒さん。
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  2010年2月21日(日)   
朝から、請われるがママ「Think恵比寿!
〜恵比寿について、100人でおしゃべりしよう〜」
に参加。
そこに来ているのは「恵比寿云々……」でなく「誰か見知らぬ人としゃべりたい」といった目的意識を持った若い人が多いことに気づく。そのフィールドとして、新宿でも渋谷でもないすべてにおいて程々で、焦点のない恵比寿という街が選ばれたと知るに至る。

午、終了後、スポンサーのサッポロビールの人が「ただしいビールのつぎかた、のみかた」を教えてくれた。

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夜、O編集長来所。
さまざまな目論みに対し、「恵比寿つぶやきマップ」的な方向性の何かで、応えることができるかもしれないと、知るに至る。
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  2010年2月20日(土)   
建て主「大島様、Kです。まだまだ落ち着いていませんが、いずれまた。本日はブラインドつけました。くたくた。」

建築家「K様、お疲れさまです。早く暖かくなって、もっと快適さを感じてもらいたいなと思っています」

建て主「本日は一階ロールスクリーンに着手します‥三階は(二階暖房で)基本的に不要です。家の中は超スローながら徐々にかたづいています。あと、初日の子供たちのはしゃぎぷりは忘れられません!自宅ネットはまだです。」

「蓮根の家(2010)」、引っ越し一週間後の、建て主さんからのメール。
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  2010年2月19日(金)   
夜、西早稲田でおこなわれる「 建築・不動産実務クラスタ交流会」というものに参加してみた。

基本はtwitter上の見知らぬ人どうしのもりあがりを、外在化させたもの。K2参加の目的は主催者のarchikataさんが神戸大学の後輩にあたることを知り、今後大学に戻り歴史研究室と大学全体をもりあげていきたい旨を知ったので、初対面せねば、ということ。

だったが、「アセット、CM、PM、レインズ、CRE、PFI、IFRS、ファンド物件、両手、コントラクタビリティー、事業コミットメント……」建築や土地にまつわる業界の人々の話なのに、使っている言葉がまたくわからず、むしろ心地よく感じられた。

それによって、すぐにこの「化石のような」個人注文住宅設計の仕事を変えるつもりはないが、もう奇跡に近い業態であることは認識しながら、解体再生させるのか、それとも伝統芸能として生き残るのかを明確にしていかねばならないと感じた。

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日付が変わる前に、早稲田通りでラーメンを食べて帰る。
ビール2杯、白ワイン1杯……こんなにお酒を呑まなかった夜はめずらしい、、。
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  2010年2月18日(木)   
午過ぎ、platformの新谷ママと、映画監督の神酒大亮さんとで恵比寿をぶらつき、様々な人やお店に、神酒さんがつくろうとしている“恵比寿の勝手CM”の取材依頼をしてまわる。

アーティストと恵比寿という街の“回路”をていねいに繋いでいく作業。

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1・17に「その街のこども」を観て以来、映像への嫉妬が高まっている。

夜、Macのi-MOVIEというアプリケーションで動画の実験をやってみる……。なるほど……。

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風呂に入って寝ようとしていると、和田氏が“下(恵比寿横丁)”で独りで呑んでいる、とのこと。濡れた髪のまま、下界へ。何やら“オトナな夢”を語っていたので、聞いてあげた。
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  2010年2月17日(水)   
昨日が刺激的な長い一日で、久しぶりに脳内の隅々までを作動させたので、本日また、抜け殻のよう。そもそも脳の容量が少ないのかもしれない。

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「大井松田の家(2009)」の「庭の設計」などをする。
夕方、小走りしようと外へ出るが、ガラス屋のサイトー君ちに立ち寄ってしまい、井戸端会議。恵比寿界隈で動いているアート系の状況についての確認など。

他に「旧フランス大使館のアレは残念だったね……」というコトバがサイトー君の口から聞かれ、それを感じたのは僕だけではなかったのだ、と少しホッとする。
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  2010年2月16日(火)   
「管理建築士とは、建築士事務所の常駐の建築士で事務所の技術的事項を管理する者のこと。建築士事務所を管理する建築士。2008年の建築士法改正により、建築士としての3年以上の実務経験の後、講習を受けることが、管理建築士の必要条件となった。」出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

「管理建築士講習」は、もともと「これから設計事務所を開設しようとする建築士」のための講習だが、OCMのようにとっくの昔に開設している建築士も、その受講対象になっている。

ので、行って来た。西新宿の総合資格学院。
9時半〜17時半までみっちり、最後の一時間は「マークシート試験」
30問、噂では7割正解すれば合格らしい(ゆるい……)。

一ヶ月後に結果が出るが、落ちたらまた受ければいいらしい。

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げっそりヘトヘトのまま、ぽむ企画ヒラツカさんに段取りをしてもらった「倉方俊輔さんに会う会」を恵比寿で。

“在野の建築史家”というかっこいい肩書きだったが、この春から大学の先生になってしまうので、それを惜しんで(祝って)の初対面。

必要なものを、必要なだけ持っている、希有な人だ。
これからの建築史界(藤森照信以降)はちょっとおもしろくなりそうだ。
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  2010年2月15日(月)   
朝から、西新宿へ。某財団法人の本をつくるための打合せ。
なかなか、熟して来た。

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夕方、プロカメラマンのワタナベ氏が、CAFE OCMに、モデルのMさんを連れて来所。バラのカオリのする紅茶でもてなす。

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写真:「幡ヶ谷の家(2004)」OCMチルドレンの11才と15才の娘ッ子より、手作りデコチョコをいただいた。デコチョコは、あまりにも愛おしく、食べるタイミングがむずかしい。そのため人は、呑み、酔い、記憶をなくしたタイミングで「パクっ」といくすべを、こころえているのだ……。

背後は、ベルギー製の布地。「鶴ヶ島の家(2009)」OCMマザーよりいただいた。素敵だ……しかし、44才のチョンガー(총각)にとって、これまたどうやって使っていいのかわからない、、、。

本来、住宅系建築家なんて住宅産業の“星屑”みたいな人種は、設計料などもらわず、いただきものや、お布施だけで生きていけばいいのだ……。
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  2010年2月14日(日)   
「よく一人で仕事ができますね」
と、よく聞かれるが、逆に人がいると、人目が気になり、仕事ができない。

午、人の書いた文章を読まねばならない仕事、布団にくるまり、老眼鏡をかけ、読む。独自にあみだした集中の方法……。社会復帰はむずかしそうだ……。

写真「蓮根の家(2010)」のガレージ。
「木造3階建てにしたくない」と言い張った建築家、それは理屈ではない、表現として、そこからかけはなれたかった。
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  2010年2月13日(土)   
午後、両国のシアターχへ、トモコエハラダンスカンパニー
『種蒔く人』
を観に。
「鶴ヶ島の家(2009)」のOCMチルドレン(娘さん)が出演している。

80年代後半に、モダン・バレエを解体し、コンテンポラリーダンスへと再構築したウィリアム・フォーサイスの同世代のダンサーや振付師に与えた影響が、20年後ゆるやかにそれ自体が“新たなクラシック”へとランディングしようとしている様を目のあたりにすることができる。

モダンバレエの基礎修練的な動きを、若芽に担わせ、老獪なトモコエハラはフォーサイスのような集団幻想ファシズム的な境地へと向かわず、再構築させないままの解体途中のダンス現場から一人畑へ抜け出したようなコミカルな道化をゆるく身体で表現している。

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終了後、駅前で「伊勢ヶ浜部屋ちゃんこ(安美錦系列)」を食べ、還俗。
(伊勢ヶ浜部屋の現役力士安美錦がちゃんこ屋で儲けたお金で親方株を買い、それを借りた安治川親方が理事選で貴乃花に投票した云々……)ということを思いうかべながら、つまり、このちゃんこを皆がせっせと食べた収益がつまりは貴乃花を理事にさせたのだな……と知るに足る。
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  2010年2月12日(金)   
鼻水が止まらない。

夕方、バンドの練習で代々木へ。
3週間あけただけで、ぐずぐず。
集中力がなく、手も動かず、歌詞も間違える。
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  2010年2月11日(木)   
正午、街宣カーの音が尋常じゃなく、仕事をやめ外へ出る。
機動隊が200人くらい。
なるほど、左のデモが機動隊に守られ、右の人が野次るという儀式みたいだ。なぜ恵比寿でやる?

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夕方、シブヤ大学「恵比寿キャンパス学長」のおうちへ打合せに。

拙作「恵比寿つぶやきマップ」がリアルに恵比寿に流れ出し、「これから地図をつくろうとする若い人達に何かためになることを言ってほしい」ということなので、言ってあげた。

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「リトルロマンス(1979)」をDVDで観る。
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  2010年2月10日(水)   
写真:「蓮根の家(2010)」の階段手摺部分“柔らかい冬の朝9時過ぎの光”
透明ガラス(フロートガラス)でなく、型板ガラスによって、直射が柔げられている。

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体調すぐれず、全休をきめこむ。バッサリンを飲んだが、効かなかった。ふざけないでちゃんとバファリンを買おう……。
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  2010年2月9日(火)   
夜、大衆割烹OCM。
お客さんは和田氏、安斎氏、佐藤氏の3名。

宴たけなわで、夜が更ける。

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写真:「大井松田の家(2009)」風呂場
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  2010年2月8日(月)   
午まえ『建築知識』誌の編集者お二方来所。
6月号の特集記事についての打合せ。いろいろ提案させていただく。

午後、先日見学会にいらっしゃった方来所。「すぐに建てる予定はないですけど……」というところを「まあまあ世間話でも」と。

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日暮れ時、脚が痛いが、3kmほど小走り。渋谷橋、天現寺橋、西麻布、渋谷2丁目、並木橋、そしてスーパーマーケット・ライフがゴール。

“小走り”とはどれくらいのスピードかというと、マラソンだと8時間くらいかかる(笑)。


写真:「蓮根の家(2010)」フック/シロクマ
おそらくアルミの“押し出し型材”らしき断面が、グッとくる。鋳物だと、こんなに切れのいいエッジは出ないよな……。
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  2010年2月7日(日)   
午、OZONEにて講演会。
ぴったり一時間スライドを映写しながら、話をする。
つつがなく終わる。

「大井松田の家(2009)」のご家族がいらっしゃってたので、びっくり。
「今日は「上尾の家」中心のお話になりますが、、、」と妙な言い訳をする建築家。

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夕方、恵比寿から新橋まで小走りすること6km。
むしょうにサラダが食べたくなった。

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写真:「大井松田の家(2009)」ローズウッドのフローリング/モリバヤシ
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  2010年2月6日(土)   
7時前に起きる。寒い。
9時「蓮根の家(2010)」へ到着。28回目の引渡。

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「こんにちは、新しいOCMチルドレン、今日からここが君の家だ」
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  2010年2月5日(金)   
終日事務所にて作業。
夕方、恵比寿ー明治通ー天現寺ー外苑西通りー青山ー広尾ー恵比寿と、小走りしてみる。


写真:「蓮根の家(2010)」」
準耐火建築物なので、木造部分も石膏ボードt.15を張りまわさねばならない。木造軸組を現すことはできない。しかしそれは石膏ボードによる造形的な空間づくりへと向かうはっきりとした根拠となる。
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  2010年2月4日(木)   
講演会用の資料作成、やっとできあがる。
「建築家と考える懐かしくて新しい木の家づくり」
日時:2月7日(日)11:30〜12:30
会場:3階OZONEプラザ/講師:大島健二(建築家)

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・(今年の仕事)/(OCMの意義)
・某財団設立への参加/住宅基礎知識の再認識・整理・遡求
・〜入門本執筆/建設業界知識の再認識・整理・遡求
・神戸大でのフォーラムへの参加/卒業生らしいことを少しはせねば
・OCMホームページの更新/やらねば
・2月末のエビベンへの散歩系お手伝い/在住15年としてやらねば
・プレゼンテーションのdvdを撮っていただく/されるがままに
・O編集長から、何かあるはず/ものを書かせてくれた恩義、やらねば

写真;「蓮根の家(2010)」
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  2010年2月3日(水)   
朝9時半から日暮れの18時前まで、「蓮根の家(2010)」に滞在。
朝の光から、夜の照明までのグラデーション
設計を検証し、体感し、実証にまで至らしめる。

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和田さん、カメヤマさん、オースガさん、ヒラツカさん、エンドーさん、イトーさん、B君、Kさん、オカダさん、Nさん、滝澤さんの11名にご訪問いただいた。

終了後、駅前で滝澤さんとB君の3人で呑む。
日が暮れる。

建報社さんのホームページに載せていただきました。
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  2010年2月2日(火)   
昨晩の雪で冷え込み、カラダにこたえる。
お薬がきれたので、診療所にもらいにいく。

終日、講演のためのパワーポイントをせっせとつくる。
日が暮れる。

写真:「大井松田の家(2009)」長女と次女が、チーズとソーセージを餃子の皮で巻き巻きしている様子。おそるべき集中力。できあがった揚げ餃子はOCMがおいしくいただきました。
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  2010年2月1日(月)   
「大井松田の家(2009)」のOCMチルドレンたち

               §

水曜日(2/3)に、「蓮根の家」見学会を行いますので、これからOCMで新築予定のご検討をされている方、雑誌社・ライターの方はご連絡ください。ご案内いたします。
oshima@ocm2000.com
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